ヒジノ通信vol.21/人生100年時代 待っているのは充実の老後か それとも・・・

 ひとりでも多くの方に相続について正しく知っていただき、一軒でも多くのご家族に争いのない円満な相続を迎えて欲しい・・・ 
 そんな思いで1500日以上、毎日書き続けてきた(インターネット上の)ブログをこのたび終了させていただくこととなりました。
 諸々の理由のなかで、ブログにかけていた毎日の2時間がとても重くなっていた状況があります。
 不特定多数の方々への広く浅い情報発信より、身近で僕を必要としてくれる顧問先やご相談者への個別対応や、共に頑張っている仲間との情報共有、より役にたつ専門知識や経験の習得にもっと時間を傾けるべきだという判断に至りました。
 今やインターネットによる情報発信は外せない時代ではありますが、個別に異なる状況にむけたアドバイスやプライバシーに関わる重要なことは、やはり顔と顔を合わせてのアナログな情報交換が求められます。
 これからの時代このようなインターネットやIT(情報技術)・AI(人工知能)といったデジタルの進展は避けられず、これを我々はアナログと使い分け上手に付き合っていく必要があります。
 先日日経新聞にこんな記事が出ていました。
  黒字リストラ拡大
昨年9100人
デジタル化に着手
 好業績なのに人員削減を行う会社が増えているようです。
 昨年早期の希望退職を実施した上場会社35社のうち、6割におよぶ業績黒字会社の人員削減は、電機・製薬をはじめ中高年を中心に9000人超と前年の3倍に増えたそうです。
 会社は若手社員への給与の再配分やデジタル時代にむけた人員確保を迫られており、業績好調で雇用環境もいいうちに人員構成を見直すという動きが進んでいるということのようです。
  確かにこれからのデジタル時代にむけて、新たな人材確保や体制づくりは各社にとって急務であり、これは新入社員で年収1000万という会社が珍しくない現状が物語っています。
 会社によってはこのような専門分野に長けた人財に、相応の報酬を用意するところもあるようで、我が家の高2の息子をはじめ若い人たちが、この分野に非常に興味を示していることは言うまでもありません。
  しかし一方で、人生100年時代と言われるこれからの時代、早期退職を迫られ決意した中高年の皆さんはどうされるのでしょうか?
 しっかりと退職金が用意される大企業サラリーマンなら心配には及ばないかもしれませんが、これは一部の人ですからね。
 さらに今後、一般事務や受付、警備員やタクシー運転手といったAIに変わるたくさんの仕事が無くなると言われています。
 人生100年と言われながら、出来る仕事がどんどん狭まる高齢者はいったいどうすればいのでしょうか。

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