ヒジノ通信vol.14/子のいない夫婦が相続でかかえる課題とは

 アメリカのメジャーリーガーとして有名なイチロー選手(本名:鈴木一朗1973年生まれ)
 44歳という年齢で現役、数々の世界的な記録を更新していてスゴイですね。
 先日高校1年生になった息子が、
「お父さん200億円あったら何年生活できるの?」
と聞いてきたので、「普通に生活したら死ぬまでどころか、この先何代も生活できるだろうね」
 なんて答えたのですが、どうやらこの数字はイチロー選手の年棒のようでした。
すごい額ですね。
 つづいて
「イチローの相続ってどうなるの?」
と聞いてきました。これにはさすが我が子だなと関心したのですが(笑)
 年棒200億円あれば資産総額はウン千億円?くらいにはなるのでしょうかね。
 インターネットで調べて見てみると、イチロー選手の妻は元TBSアナウンサーの福島弓子さんで、ご夫婦には子どもはいないようです。 兄はデザイナーの一泰さん、チチローと呼ばれているお父さんは銀一さん、お母さんのことは書かれていません。
 そして愛犬の柴犬一弓(いっきゅう)
これは妻とご自身の名前を一文字づつとったらしいです。
(引用:Wikipedia) お子さん同様に可愛がっているのが何となく伺えますね。
 仮にイチローさんの相続が起きたとき、ご両親は既にお亡くなりになられていると想定しましょう。
 イチローさんには子どもがいないので、相続人は妻と兄の2人になります。
 ということはイチローさんの相続財産は妻の弓子さんと兄の一泰さんが分け合うことになりますが、
 果たして妻の弓子さんはこのことをご存知なのでしょうか?
 お兄さんとの仲はどうなのでしょうか?
 そんなこと、放っておいてくれと言われそうですが…
これについて皆さんどうお感じになられましたか?
 夫婦で頑張って二人で築いた財産を、面識のない人と分け合わないといけないことを、不本意と感じるのは自然なことと思います。
 では兄と分け合わなくていいようにする為にはどうすればいいのでしょう?
 最も簡単な方法は、イチロー選手が「妻にすべての財産を相続させる」という内容の遺言書を書くことです。
皆さんはご存知かもしれませんね。
 しかも兄弟間には最低限受け取れる財産割合である遺留分がないので、裁判で要求されることもないでしょう。
 他にも生前贈与や家族(民事)信託や養子縁組など利用する方法があるのですが、状況に応じて的確な対策を検討する必要があるでしょう。

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